胸・背部の痛み

胸・背部の痛み

胸・背部の痛み

圧迫骨折

骨粗しょう症により骨量が減少し、骨がもろくなってしまった結果、尻もちなどの衝撃で起こる骨折です。
上半身をかがめるなどの日常動作で起こることもあれば、ご本人も気づかないうちに自然に骨折していることもあります。
骨折により痛みが生じたり、骨折後、しばらくしてから麻痺が現れたりすることがあります。

肋間神経痛

肋間(肋骨と肋骨の間)の神経が障害されることで起こる痛みです。
様々な原因が考えられますが、病的な異常がない“原発性肋間神経痛”と、何らかの病気が原因で起こる“続発性肋間神経痛”に分けられます。
肋骨に沿って鋭い痛みが生じて、背中、脇、あばら、みぞおちなど患者様によって痛みを感じる部位は異なり、強さの程度も違います。

胸椎椎間板ヘルニア

何らかの要因により骨を構成する骨と骨との間にある線維軟骨(椎間板)が飛び出し、周囲の神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こす疾患です。
20~30代といった若い世代の男性に多くみられます。
肋骨に沿って鋭い痛みが走ったり(肋間神経痛)、足の痛み・しびれなどの症状が現れます。

開胸術後疼痛症候群

開胸術後疼痛症候群とは、開胸手術の創部に現れる疼痛のことで、症状が2ヶ月以上続いたり、繰り返し発生したりする場合、開胸術後疼痛症候群と診断されます。

手術の傷口を中心に痛むことが多いですが、傷口から離れた部位や、肋骨に沿って鋭い痛みが走ったり(肋間神経痛)することもあります。

治療のポイント

“いつの間にか骨折”にご注意ください

骨粗しょう症により骨がもろくなると、ご本人も気づかないうちに骨折する“いつの間にか骨折”が起こることがあります。
そうして折れた骨が原因で肋間神経痛を招くこともあります。

骨折したばかりの時は動かすだけで痛みを感じますが、時間が経過するにつれて骨が固まっていき、だんだん痛みはなくなります。
ですが、脊椎の椎体の骨折は変形したまま治りますので、折れた骨の先は神経にさわって痛むことがあります。
こうした場合、神経ブロックで神経の過敏さを取ったり、痺れさせたりして痛みを取る治療を行います。

開胸手術後の傷口が痛む場合には

開胸術後疼痛症候群と言い、肺がんの開胸手術などを受けられた後、肋間神経に痛みを感じてご相談に来られる方がおられます。
通常、半年から1年くらいで痛みは引いていきますが、その間、ずっと痛みに耐えるのはつらいと思いますので、そうした場合にはお気軽に大阪市・谷町九丁目のヤマトペインクリニックへご相談ください。
肋間神経や手術創に近い部位に神経ブロックで薬剤を注入することで、つらい症状を緩和させることが可能です。

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